横田龍一郎(キーボード担当)

インタビュアー(以下、I):
横田さんは、岡村クンのバックをやって長いのですが、6月1・2日のライブを振り返ってみてどうでしたか?

横田龍一郎(以下、横田):
岡村クンもまだ納得してないし、僕ももっとすごいことができるんじゃないかと岡村クンと一緒に考えてます。6月1・2日は、あぁいう感じでお客さんがいっぱい楽しんでもらってるっていうのが伝わってきて、こっちも一緒になって楽しかったですよ。

久々でキンチョーはしたけど・・・。でもいいお客さんだと思う。男の子も結構いてくれたし。男の子がいないとね、やっぱり。女の子の勢いは強いからね。なんかほっとする部分があるから、男の子が来てくれればなと。

I :
横田さんのステージを見ていると、いつでも冷静に見えるから本当に楽しんでくれているのかなって思うんですが・・・。

横田 :
そうねぇ。やっぱり今、岡村クンのとこでやってる役割っていうのがあるじゃない。キーボード弾くっていうとかそういうことじゃなくて。とりあえず、今、なんていうのかなぁ、縁の下の力持ち的なことをやってるから、そういう感じだからね。でもそれなりに楽しくやってますよ。

I :
話は変わりますが、岡村クンのことで興味のあることってありますか?

横田 :
例えば詞の内容とかで、結構エッチなこと言ってるんだけど、あれって、表面づらでね、こういうこと言えば女の子がキャーって言うだろうなっていうみたいな、そういう感じじゃないのね。

あいつのはね、ある意味すごい本音なのね。ダンスミュージックやってる奴にしては。してはって言うと失礼だけど。音楽聴くと単なるダンスミュージックかなみたいな印象もあるんだけど、やっぱり詞とか見てると・・・。あと、普段話してたりとかしてみると、こいつって本当純粋な奴だなみたいなね。

I :
では、岡村クンのことで困っていることってありますか?

横田 :
さっきも純粋だって言ったんだけど、その分すっごいわがままなんだよね。自分を素直にバッと出しちゃうから、そこを結構抑えるのがさぁ。おめー そーじゃねーんだよ!みたいな、そういう部分がよく困りますよ。でもそういう風じゃなくなっちゃったらつまんなくなるしね。妙に世間わかっちゃったみたいな感じになったら・・・。

I :
笑っちゃうことは?

横田 :
いっぱいあるんだけどね。とりあえずね、あいつ、人の物まね結構上手くってさぁ。それはおもしろいよ。それもね、岡村クンとは全然違う音楽やってる人達の物まねするのがまた、サイコーおもしろい。例えば、SIONとかスライダーズとか・・・

I :
どういう時にやるんですか?

横田 :
リハーサルの途中で遊んでるとやっちゃうとか。結構上手いよ。

I :
横田さんは、岡村クンの他にどこかのバンドのサポートをしてるんですか?

横田 :
ECHOESっていうバンドでもやってるんですけど。それぞれやってることは違うんだけど、結構共通する部分を感じるんですよ。詞の内容とかね、表面的なことは全然違うんだけど、根っこに持ってる・・・なんていうのかなぁ、 自分自身を正直にね、かっこつけないでやるみたいな、そういう部分がやっぱり。片やビートバンド、片やダンスミュージックっていう音楽なんだけどね。

I :
岡村クンが、今年はライブに力を入れていくようですが、それをサポートする側にとっての今年の抱負は?

横田 :
他の人ができないような、やってないようなことをやりたいなと、僕は常日頃から思ってます。岡村クンだとダンスミュージックだけど、例えばダンスミュージックだけど、ダンスミュージックじゃないことでなおかつかっこいいことをしたいなと・・・。そういうことをいつもやろうとしているんですけど、それが上手くいけばいいなと・・・