絶版となっている書籍もありますが、古書店やネットオークション等を利用して容易に入手可能だと思います。
岡村靖幸が登場する作品一覧
■ 岡村靖幸 「花と王子様」
初出 : 「ナンシー関の顔面手帳」 1991
「花と王子様」 と題された消しゴム版画と、Tour “家庭教師” についてのコラムが収録されています。
私も早く何のためらいも邪念もなく、あらん限りの声で 「ヤスユキ」 と叫べる人間になりたいと思った次第だ。だが、まだ呼べない。
■ でたとこ映画 「ヒルコ / 妖怪ハンター」
初出 : 「SFアドベンチャー」 1991
原作・諸星大二郎 / 監督・塚本晋也の映画 「ヒルコ / 妖怪ハンター」 のコラムなのですが、とある事情で下がってしまったテンションを立て直すべく(?)、内容の約3分の1が Tour “家庭教師” のレポです。
弾き語りの間奏のアドリブ
「ボクとペンションに行ってくれるかい」 「いくーっ!」、
「その時は一緒に名前を書いてれるかい」 「きゃあーっ!!」、
「キミもオカムラになるかい」 「ぎゃあぁーっ!!!」
~中略~
コンサートが終わったあとで一緒に行った人たちと話したところ、みんなあの時自分の名前に “オカムラ” とつけてみたという。30過ぎの男性まで、とっさに 「オカムラハジメ」(ちなみにデザイナーの安斎 肇さん)とつぶやいてみたらしい。オカムラの魔力と言える。
■ 緊急特集!! どうする どうなる岡村靖幸 「過剰なる“普通”」
初出 : 「SFアドベンチャー」 1991
ナンシー関・押切伸一・能地祐子・福田良昭による座談会。Tour “家庭教師” の感想から始まり、音楽については勿論のこと、数々の 「岡村伝説」 に関する裏話や 「家庭教師」 以降に寄せる期待等、様々な内容が語られています。
私も、彼がなさることには注文なんかないんですけど、ただ 「何で僕のことを笑うの」 という気持ちは、ずっと持ち続けてほしい。
上記作品を収録した文庫本
■ ナンシー関の顔面手帳
1996/07/25 初版 角川書店
ISBN-13 : 978-4041986011(絶版)
収録作品
岡村靖幸 「花と王子様」
■ 何を根拠に
2007/03/25 初版 角川書店
ISBN-13 : 978-4041986141
収録作品
でたとこ映画 「ヒルコ / 妖怪ハンター」 / 緊急特集!! どうする どうなる岡村靖幸 「過剰なる“普通”」
関連作品
■ ナンシー関 「花と王子様」 1991.4 / 51×51mm
特記事項
2014年4月25日から5月25日まで、大阪梅田・ロフトフォーラムにて開催された展覧会 「顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼」 にコメントを寄せています。
ナンシーさんのいない不在感、喪失感は時とともに大きくなるばかりです。
誰も彼女の代わりになれませんし
誰も彼女に追いつけません。
どれだけの人々が彼女の発言にカタルシスを感じたでしょう?
どんなエッジのある発言もエンターテイメントとしてみんなを楽しませてました。
僕は、残念ながらお会いすることはありませんでしたが作品を通して会えたと思ってます。
岡村靖幸
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