萩原健太 著
1992/07/25 初版 新潮社
ISBN-13 : 978-4101357119(絶版)
書籍紹介(「BOOK」データベースより)
ポップス。もともとは外来文化だったはずのこの音楽が、いまでは日本のヒット・チャートを席捲している。そして、かつては敵対していた “歌謡曲” との境界もほとんど見なえくなりつつある。成熟と混沌の間で創造をつづけるクボトシ、清志郎、フミヤ、そして達郎 -。
26人のフロント・ランナーたちが著者だけに語った、「日本でポップスをやることの意味」 を聞け。
収録内容
90年代に新潮社が出版していた月刊誌 「03」 での連載記事を収録したものです。4th Album 「家庭教師」 リリース直後、1990年12月に行われたインタビューが収録されています。インタビュアーは、この本の著者である萩原健太。全17ページ。
結局、自分がその世代の中のいちばん悪いパターンみたいな感じですから。ばりばりファミコンが楽しくて、ヴィデオがんがん見ちゃって、もう、こうやって雑誌とか見て、こうやればモテるとかいう記事見て、お、こうやればモテる、さっそくやろう!とか。(笑) そういうやつだから、ぼくは。
だからまず自分のことを歌って。自分の良くないとこだろうが、何だろうが自分のために歌って。で、それが他人に届いて共感してもらえることもあるし、全然違うなと思われることもあるし。だから、まず自分のために歌うことが大事ですね。
いちばんひどい例である自分のことを歌うと、それが自分の世代を歌うことにもなるんじゃないかな。
関連リンク
萩原健太 公式ブログ : Kenta's...Nothing But Pop !