金井孝二郎(S42・8・28 182cm 59kg MJC 東京都)

清水KEN(S41・1・4 180cm 64kg 東京都)

インタビュアー(以下、I):
岡村さんのライブに参加をしたのはいつからですか?

孝二郎 :
ライブと言うか・・・最初NHK、ありましたよね?

KEN :
『Just pop up』という番組の収録で『どぉなっちゃってんだよ』という曲にバックダンサーが欲しいということで。

孝二郎 :
昨年の10月くらい・・・9月末ぐらいにメンバー捜しみたいので、ダンサー捜しで、僕の知り合いの振り付け師の人に、岡村さんを紹介されて、(金井さんが)KENくんを紹介して、今にいたる訳で。

I :
岡村さん以外で、バックで踊ってるとかありますか?

孝二郎 :
以前は、ショーとかで踊ってたんですけど、ミュージシャンの後ろで踊るのは、今回が初めてです。

KEN :
個人的にチーム組んでるんですよ。孝二郎くんとはまた別で。岡村さんのバックやる前に、時々ディスコの営業とかでお金もらったりとかショーとかで踊りながら出てくるとかやったりしてました。

I :
岡村さんのライブ以外で個人的な活動予定はありますか?

孝二郎 :
僕はモデルもやってるんですけど、そっちの仕事を主にやってます。

KEN :
僕はアートプロデュースのアシスタントの仕事やってるんですよ、これ以外に。だから、ちょっと活動といってもあれなんですけど・・・そっちの仕事を手伝ってるんですよ。

I :
岡村さんに対して一言。

孝二郎 :
岡村さんに対して一言・・・うーん、何て言うのかなあ・・・あの人の音楽感、あの人の今までどんな経験して来たかっていう、何か経験の蓄積で詞を書いている気がするんですよ。もっと楽しい思いしてみたり、もっと恋愛してみたり、そーいった経験もっと積んで、いい男になって、これからもいい音楽を作ってもらいたいですね。

KEN :
あのー、最初昨年の9月に『どうなっちゃってんだよ』の収録の時に、初めて直に会って、まあテレビで見たりとか、音楽聞いたりとかはしたことあるんで、まあこういう人なのかなあと頭にイメージはあったんですけど、全然違って、ほんっと違うんですよ。

多分、Fan Clubで他のファンの人より近くで岡村さん見れるから、まあこんな感じだなと、わかると思うんですけど・・・。

R :
いえ、全然・・・。
※ インタビュー現場にファンクラブ会員が同席していた(?)模様。

KEN :
すっごい純粋なんですよ。年のわりに世慣れてて、すごく自己宣伝が上手くって、大人で、自分を巧妙に演出していくみたいに見えるんですけど。

孝二郎 :
でも違うんだよね。

KEN :
もーのすごい純粋なんだよね。ガラス細工みたいに繊細で、子供のように純心で、情熱的・・・と言うか、一直線なんですよ。だから一緒にやってて、気持ちに打たれて一緒にやっちゃうって時が、けっこー・・・何も、こうしてくれとか、あーしてくれとか言わないんですよ。態度で出していくってタイプだがら。岡村さんに対しては、そのままでずっといて欲しいなと。

I :
パルコの感想に(ファンの方から)ダンサーのお2人がかっこいいとか、来てたのですが、そういったファンの方々に一言お願いします。

2人 :
かっこいい。(笑)

孝二郎 :
岡村さんの・・・まあみなさんミュージシャンの作詞作曲してる1つの曲を1つの作品としてとらえている人も多いと思うんですけど、岡村さんの詞の内容とか、メロディーラインというのは、あの人にしか出来なくて、さっきも言いましたけど経験が物語ってる詞っていうのがけっこーあると思うんですよね、僕から言うと。

詞をね、もっと理解してみたり、何でこんな詞書けちゃうんだろうとか、何でこの人はこんな詞が書きたかったんだろうとか、そういう 観点でもっと見てもらいたいなと思うんです。ほんとに、芸術の1つの作品だから、岡村さんのルックスがいいとか、踊りがいいとか、いいですけど、そーいった観点で見れば、岡村さんの人間性とかが面白くファンの人なりに理解できたりとか、あと、そーいった岡村さんを見てもらいたいと思ってます。

KEN :
ファンに対して一言? どーいったらいいのかなあ、難しいなあ。今年はライブ活動に力を入れるっていうことなんで、夏とかはまだ聞いてないんですけど、(ツアーで)1ヵ月ぐらい岡村さんとまわれたらいーなあと個人的には思ってるんですけど。その時に、直に岡村さんのファンとか会ってみたいなと・・・もしコンサートとかで会えたりしたら、よろしくお願いします・・・という・・・。それが1つですね。

I :
好きな音楽ジャンル、おすすめのアルバムはありますか?

孝二郎 :
好きな音楽ジャンルですか?
僕は昔からブラック・ミュージックというジャンルが好きで、主にラップとかね、あとハウス・ミュージックとか、そーいうのをよく聞いてるんですけどね。

今、おすすめと言ったら 808 state というハウスのバンドなんですけど・・・。

KEN :
全然ブラックと関係ないじゃん。(笑)

孝二郎 :
そうか、白人だ!!

KEN :
イタリアで、しかもハウスで・・・西ドイツだっけ?

孝二郎 :
そう。西ドイツの白人なんだけども、・・・そうハウス・ミュージックですね。

KEN :
言ってることが、わかんなーい。(笑)

孝二郎 :
岡村さんのファンだったらね、もしかしてハウスって言うと、ちょっと遠いかもしんないけど・・・これからはやっぱり、そーいったクラブ・シーンで流行ってる音楽が、もっと重視される時代だと思うから、ラップ・ミュージックとかハウス・ミュージックは、もし岡村さんの音楽を聞かない時は、そっちの方も耳を傾けてもらいたいと思ってます。

KEN :
あの、基本的に部屋の中で独りで音楽を聞くってできないんですよ。だから・・・。

孝二郎 :
んー、そーだね。オレもそーだわ。

KEN :
だから、必ずどっかに遊びに行って、クラブとかディスコとか、行って聞く音楽が好きなんですよね。だから今すごくクラブシーンで流行ってるハウスなんかがすごく好きで。あれって一番自然なリズムじゃないですか?一小節に4拍入ってる。あれだと、酔っ払っても、しらふでも一番乗りやすい音なんですって。

孝二郎 :
ほんとにそーかもしれない。

KEN :
だからハウスが今一番好きかなってことと、あと正直いって、日本語の歌ってほとんど聞かないんですよ。岡村さんだけは、すっごくいいんですよね。何でかなあと思ったら、歌だけ聞いて歌詞をとってくと歌詞も、うーんて聞かせるし、今度音だけとってると、日本のミュージシャンて歌上手い人って歌でごまかして、音作りが薄いじやないですか?(岡村さんは)音が厚いんですよね。いいんじゃないかなっと思った。

孝二郎 :
ホント詞の内容はね、ぞっとするとこ時々あるし、聞いてて・・・。

I :
男の人から聞くと、やっぱりすごいなっと思う所あります?

孝二郎 :
もう、それしかない。

KEN :
歌詞が男の心理を衝いてる、というか・・・。

I :
そういう感じなんですか? 女の人が聞いても、今ひとつピンと来ないとこも正直言ってあるんですけど・・・。

KEN :
たぶん、自己経験から、ほんとに素直に書いてることが多くて・・・。

孝二郎 :
それでちょっと色つけてみたりとか、そーいうのもあるだろうけど、もうあの人の・・・。

KEN :
コンサートによく男のファンの人、来てるじゃないですか! 絶対、あーいうタイプだから女の子のファンばっかりだと思ってたし、岡村さんも女の子のファンばっかりなんだよねって風に言ってたから。

孝二郎 :
言ってた、言ってた。

KEN :
コンサートに(男のファンが)あんなにいっぱい来てると思わなかった。

孝二郎:
岡村さんも、もう少し男の子のファンが来てくれるといいって言ってました。

 

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